完成年月 | 2001年9月 |
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設置面積 | 963㎡(延べ1,820㎡) |
受入能力 | 95KL/日 34,000KL/年 |
処理時間 | 24時間連続 |
下水投入量 | 105KL/日 |
肥料生産量 | 975kg/日 |
(株)アール・ビー・エス月浦センターは、水俣芦北広域行政事務組合の所管する一市二町(水俣市、津奈木町、芦北町)の浄化槽汚泥及びし尿を微生物で処理して有機質肥料を製造・販売する会社です。月浦センターで処理された排水は公共下水道に投入されます。また、一般廃棄物処理業の許可を持ち、水俣芦北以外の地区の浄化槽汚泥等の処理をすることができます。
完成年月 | 2001年9月 |
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設置面積 | 963㎡(延べ1,820㎡) |
受入能力 | 95KL/日 34,000KL/年 |
処理時間 | 24時間連続 |
下水投入量 | 105KL/日 |
肥料生産量 | 975kg/日 |
下水道投入基準 | 実績 | |
BOD(mg/l) | 300 | ~5 |
---|---|---|
COD(mg/l) | ― | ~50 |
S S(mg/l) | 300 | ~10 |
T-N(mg/l) | 150 | 20~40 |
T-P(mg/l) | 20 | ~2 |
前処理工程
搬入された浄化槽汚泥等に混入する固形物をカッターで破砕後、ドラムスクリーンで除去します。固形物は焼却処分されます。
自然浄化処理工程
主にBODを低下させ微生物と処理水に分離する工程です。土壌菌群を活性化させるリアクターが設置されています。
肥料製造工程
自然浄化処理工程で生成した微生物を分離、脱水し水分量20%まで蒸気乾燥します。乾燥した有機質肥料は袋詰めにし販売します。
し尿等の原水を希釈せずに(標準活性汚泥法では希釈するのが一般的)広葉樹林に棲息する微生物を使って、有機物を腐植化し、土壌化への反応を促進するシステムです。
具体的には腐植ペレットとケイ酸塩を充填したリアクターを水処理系に設置し、この中に微生物を通過させることにより土壌微生物を優勢化させ、結果的に処理水質の安定・高度化、
汚泥の改質・脱臭を行うものです。この処理方式は、県内外で既に数多くの施設が稼働しており、臭気の問題、処理効率等について高い評価を頂いています。
肥料の原料となる浄化槽汚泥及びし尿に混在する大小さまざまなきょう雑物を破砕ポンプで破砕し、1ミリ目幅のスクリーンで除去します。除去した残渣はスクリュープレスで絞り、焼却処分します。
受入槽等から吸引した空気をばっ気槽に使用します。リアクターで活性化された土壌菌は通常の活性汚泥とは異なる通性嫌気性土壌菌のため、一部ブロワーは間歇的に運転され、運転管理費の削減ができます。
土壌微生物には通性嫌気性菌、好気性菌があります。それぞれにばっ気の方法も違いますが、全工程の中でも最も重要な設備です。特に硝化槽のMLSS(活性汚泥濃度)を一定に運転することが全系列の管理の基本となります。
土壌菌群を誘導培養し、活性化する物質を充填したリアクターを設置しています。活性化された土壌菌群をいかに培養するかが、安全運転及び良好な肥料の生産に不可欠です。
生成した微生物を沈降分離し、一部を循環系内に返送します。濃度を一定に保つために利用し、また、他方、肥料製造工程に一部を抜き出し、肥料の生産に供します。
分離槽で分けられた微生物を粗成品貯留タンクに入れ、ベルトプレス式脱水機で水分80%に脱水します。脱水後、間接加熱(100℃)により水分が20%の有機質肥料となります。
100℃で加熱乾燥された肥料は冷却器で50℃以下に冷まして梱包されます。荷姿は15kgの袋詰めです。
この装置ででき上がった肥料RBSゴールドは(株)アール・ビー・エス月浦センター、水俣市内のホームセンター等で販売しています。
〒867-0035
熊本県水俣市月浦54−190
TEL 0966-68-2130
FAX 0966-68-2133